◆ヒース(エリカ)はどんな植物?
ヒース(エリカ)とは

エリカ属はツツジ科の常緑低木で、ヨーロッパからカフカス、アフリカ東南部に分布し、630種が認められています。このうちヨーロッパを中心とした地域には、18種が、南アフリカには約600種が分布しています。前者はヨーロッパ・ヒースといわれ耐寒性があり、後者は南アフリカのケープ州に集中していることからケープ・ヒースと呼ばれています。このヒースは半耐寒性で、ジャノメエリカやクリスマスパレード、スズランエリカなどはこのグループに属します。
また、エリカ属と同様ツツジ科の常緑低木で、エリカと重複して分布する植物にカルーナとダボエシアがあります。エリカカルーナダボエシアをあわせて園芸的にはエリカ類と呼ばれています。
 英名ではエリカのことを「ヒース」(heath)、カルーナとダボエシアを「ヘザー」(heather)と呼んでいます。
弊社は寒冷地に立地するため、耐寒性のあるヨーロッパ・ヒースを取り扱っています。

ヒースの種類
エリカ属
エリカ(Erica)という名は、ギリシャ語のEreiko(裂ける)に由来しています。これはある種類のエリカの枝が裂けるように折れることによると言われています。
この属には(1)アルボレア(2)オーストラリス(3)カルネア(4)キリアリス(5)キネレア(6)エリゲナ(7)ルシタニカ(8)マデレンシス(9)マッカイアナ(10)マニプリフローラ(11)マルチフローラ(12)スコパリア(13)スピカリフォーリア(14)シクラ(15)ターミナリス(16)テトラリクス(17)アンベラータ(18)ヴァガンスの18種があり、このほか自然交雑によるハイブリッド(ダーレーエンシススツアルティーワトソニーウイリアムシーなど)が7種あります。
カルーナ属
カルーナ属はヴルガリスのみの1種しかありませんが、品種間の交雑が容易なためその品種数は約1000種類にのぼります。
 カルーナ(Calluna)の名は「清掃する、浄化する」という意味のギリシャ語「kalluno」に由来します。これはヒースの小枝を箒として使用したことによるものか、もしくは病気の治療にヒースを用いたことによるものかどちらかだと言われています。
ダボエシア属
ダボエシア(Daboecia)は聖ダボック(St Dabeoc)にちなんで名付けられた属名です。
この属には、(1)アゾリカ(2)カンタブリカの2種があり、アゾリカとカンタブリカとの交雑種にスコティカがあります。

トップページへ戻る
Copy Right(C)2001(有)ヒースランドいわて.All rights reserved.